No.1ガール〜桜の姫〜①



理「陸玖もきっとどこかで足止めされてる。だから私が行くしかないの。」



菜「だったら私も行く!理央だけを危険に目に合わせるのは嫌だ!!」




絶対に一人では行かすまいとばかりに、私の手をギュッと握る菜々夏。



その目には涙が浮かんでいた?


…菜々夏。




理「菜々夏ありがとう。その気持ちはすごく嬉しい。でもね?ここで二人とも捕まるわけには行かないの。どちらかが残る事で珀龍神は救われる。だからお願い、菜々夏はここで翼たちの帰りを待ってて?」



菜「グスン…でも、理央は怖くないの?」



理「大丈夫!だって、すぐに皆が来てくれるって分かるから!ね?」



菜「………分かった。」




私はコクリと頷いた菜々夏の頭をポンポンと撫でた。




理「あ、そうだ。翼が来たらこれだけ伝えてくれる?ーーーって。」


菜「うん、分かった。ちゃんと伝える。」


理「よろしくね。」




私はそう言うと、菜々夏にキッチンの奥に隠れるように言って、部屋の外へ出て行った。