理「ねえ翼、どこ行ってるの?戻るなら反対だよ?」


翼「馬鹿、んな事知ってるよ。せっかく来たんだから泳ぐぞ。」




え、泳ぐの!?


予想外の返答にかなり驚く私。


よく見ると、今まで気づかなかったけど翼の左手には浮き輪が持たれていた。




理「ちょ、ちょっと待って!荷物は?見てなくてもいいの??」



翼「それなら陽希と優聖が戻ってきたから心配ねえ。何だよ、そんなに俺といるのが嫌か?」



そう少し拗ねたように言う翼に思いっきり首を横に振る。



嫌な訳がない。


寧ろその真逆だ。


嬉しすぎるくらいだよ…。



翼「フッ、なら行くぞ。」


理「…うん!!」