No.1ガール〜桜の姫〜①



菜「え…あれ、行くの?」



今までノリノリだった菜々夏の顔が急に強張る。



理「菜々夏どうしたの?」


陽「理央知らねえのか?菜々夏はああ言う絶叫系は苦手なんだぞ。」


理「え、そうなの??」



どちらかと言うとそういうのには強そうなのに。



菜「だ、だっていつ落ちるか分かんないじゃん!無理!絶対に無理!!」



そう言って反対方向に行こうとする菜々夏の肩をガッシリ掴む。



理「菜々夏ー?どこ行くのかな?」


菜「ちょ、ちょっとトイレに…。」


嘘だね。さっき行ったばっかじゃん。


絶対逃がさないんだから。



理「ほら行くよ!陽希、菜々夏が逃げないようにちゃんと捕まえててね。」


陽「おう!任せとけ!」


菜「いーやーだーー!死にたくないよー!!」



大袈裟な。そんな簡単に死ぬわけないでしょ。


私と陽希は必死に抵抗する菜々夏を他所に、このプールで1番大きなウォータースライダーに向かった。