永「それなら心配ねえぞ。体調不良で早退したって事にしといたからよ。ちゃんとかばんも持ってきてあるしな。」
そう言って渡されたのは私のかばん。
理「本当に!?よかったー。」
若干、理事長の立場を乱用してる気もするけどそこは気にしないことにしよう。
疾「翼、そろそろ倉庫行くか?」
翼「そうだな。陸玖はどうする?たまには顔出さねえか?」
陸「俺はいい。この後用事あるしな。」
そう言った陸玖は、ソファーに座って煙草を吸い始めた。
多分この後も組の仕事なんだろうな。
若頭も大変だね。
翼「そうか。…お前ら行くぞ。永遠さん、お邪魔しました。
永「おう、また来いよー。」
陸「……翼、理央の事頼んだぞ。」
翼「…あぁ。」
二人がこんな会話をしていたことは、先に理事長室を出ていた私は気づかなかった。