陸玖に続いて部屋を出ると、すぐに菜々夏が抱き着いてきた。
菜「理央!よかったー、もう大丈夫なの?」
若干涙目の菜々夏を見るとかなり心配をかけた事が分かる。
理「うん、もう平気。心配かけてごめんね。」
菜「理央が元気ならそれでいいー!」
そう言ってさらに抱き着いてくる菜々夏。
理「皆もごめんね?迷惑かけちゃって…。」
疾「理央ちゃんが謝ることじゃないよ。だから気にしないで?」
陽「そうだぞ理央りん!気にすんな!!」
優「俺も全然気にしてねえぞー。」
いつもと変わらない皆の様子に内心ホッとする。
あんな事があったのに、誰も何も聞いてこないのはきっと皆の優しさなのだろう。
多分、今あの事を聞かれても私は何も答えられない。
言えるほど、まだ強くなれてないから……。
でも、必ずちゃんと話すから。
だからもう少し待っててほしいんだ。
理「…皆、ありがと。」
私はいろんな意味を込めてそう言った。

