優「翼、理央の事を見てたいのはよーく分かるけど、ちょっといいか?」
理央を見ていると、優聖が呆れたように声をかけてきた。
翼「何だ。」
優「それがさー、最近ある族の動きが目立ってるんだよなー。」
優聖はパソコンに目を向けながら言った。
翼「どこの奴らだ。」
優「朱雀ってとこ。なかなか汚いことしてるみたいだねー。」
チッ面倒な事にならなきゃいいが。
疾「とりあえず様子見だな。もしこれ以上動きが目立つようなら、それなりの対処をしなきゃいけないけどね。」
翼「あぁ。優聖、念のため注意だけはしといてくれ。」
優「はいよー。」
確か朱雀は格下の族。
俺たちに喧嘩売るような事はないと思うが、どうなるか分からないのがこの世界だ。
用心するに越した事はねえな。

