No.1ガール〜桜の姫〜①



優「翼、理央の事を見てたいのはよーく分かるけど、ちょっといいか?」




理央を見ていると、優聖が呆れたように声をかけてきた。





翼「何だ。」



優「それがさー、最近ある族の動きが目立ってるんだよなー。」




優聖はパソコンに目を向けながら言った。




翼「どこの奴らだ。」



優「朱雀ってとこ。なかなか汚いことしてるみたいだねー。」




チッ面倒な事にならなきゃいいが。




疾「とりあえず様子見だな。もしこれ以上動きが目立つようなら、それなりの対処をしなきゃいけないけどね。」



翼「あぁ。優聖、念のため注意だけはしといてくれ。」




優「はいよー。」




確か朱雀は格下の族。



俺たちに喧嘩売るような事はないと思うが、どうなるか分からないのがこの世界だ。





用心するに越した事はねえな。