少しすると、陸玖は理央の頭を軽く撫でて帰っていった。 チッ、イライラする。 本当に何なんだよ…。 理央に直接聞いてみようとしたが、何故か聞けなかった。 今思えば、怖かったんだろう。 陸玖と付き合ってるなんて言われたら、俺はきっと嫉妬でどうにかなっちまう。 ダセェな、俺……。 俺ってこんなにも臆病だったか? それだけ理央に惚れてるって事なんだろうな。