空き教室から屋上までは目と鼻の先。
廊下を少し行って階段を二つ上がれたばすぐだ。
ギギーッ
菜「気持ちいいー!本当いい天気!!」
陽「昼寝できそー。」
少し錆びた屋上のドアが音を立てながら開くと涼しい風が頬を掠めた。
疾「ソファー持ってくる?」
翼「あぁ、頼む。」
屋上には来た時のためにソファーを置いてある。
もちろん、帰る時はちゃんと片付けるから衛生的には問題ない。
優「よいしょっと。ほら、その眠り姫さんを寝かせてやんな。」
翼「悪りぃな。」
俺は疾風と優聖が運んできてくれたソファーに理央寝かせた。

