菜「って感じ……理央、ニヤけすぎ。」




菜々夏の話を聞きながら終始ニヤけっぱなしの私。




だってこんなドラマみたいな話ある?





理「疾風もなかなかやるねー。その後いじめはどうなったの?」




菜「付き合い出してすぐ姫になったからいじめはすっかりなくなったよ。さすがに皆、珀龍神を敵には回したくないみたい。」





やっぱりそれはどこも一緒なんだね。



それから私たち二人はずっと話し続けていた。




この前のバスケの話しや菜々夏の学校のこと、よくここまで話題が出るなと思うくらい。





気がつくと夜中の三時をとっくに回っていて、さすがに寝ようかとなって布団に入った。




そして次の日の朝。



まだ連休中だから翼たちには朝の9時に迎えに来ると言われていた。



にも関わらず、起きたのはまさかの9時。




理「ぎゃー!菜々夏起きて!寝坊した!!」



菜「ん〜もうちょっと…スースー。」



寝るなーー!!!




菜々夏を叩き起こして超特急で用意を終わらせ車に乗ると、鬼の様な翼と疾風がいた。



もちろん、みっちり説教を受けました…。