疾「はぁー、全く。教室にいないから心配しただろ?」
私の腕を引きながら呆れたように言う疾風。
菜「ご、ごめん…。って、そうじゃなくて!疾風、さっき言った事って本当?」
まだあまり状況を理解出来てないんだけど…。
すると、疾風は立ち止まって私に向き直った。
疾「本当はもっとちゃんと言うはずだったんだけどな…。」
ドキドキと心臓がうるさい。
そんな言い方されたら、期待しちゃうよ?
疾「菜々夏、俺はお前が好きだ。幼馴染みは卒業して俺の彼女になって。」
その言葉を聞いた瞬間、私は疾風に抱きついた。
菜「私も、私も疾風が好き!」
こうして、私は疾風の“幼馴染み”から“恋人”になった。
†菜々夏side end†