No.1ガール〜桜の姫〜①




疾風は私の幼馴染み。



そして、片思い中の人でもある。



小さい頃からずっと一緒だった疾風。



初めこそは兄のように思っていたけど、いつの間にか“好き”という気持ちが大きくなっていた。




疾「また寝坊か?」



菜「寝坊じゃないもん!ちょっと行動し始めるのが遅かっただけ!」



疾「はいはい。本当菜々夏は昔から朝が弱いよな。」




そう言いながら、私にヘルメットを渡す疾風。



それを受け取り、いつものようにバイクの後ろに跨った。



菜「だって布団から出られないんだもん。よーし、じゃ出発ーー!!」



疾「ちゃんと掴まっとけよ。」



その言葉と共に走り出すバイク。



バイクに乗る時は何も気にせず疾風に抱きつけるから、この時間が好きだったりする。