†菜々夏side† あれは確か、高校に入学して少し経った頃だった。 「菜々夏ー、疾風君が来たわよー!」 菜「はーい!すぐ行く!!」 下からお母さんに呼ばれ、まだ途中だった着替えを急いで終わらせる。 早くしないとまた疾風に怒られちゃう。 私は鏡で全身をチェックすると、階段を駆け下りて玄関に飛び出した。 菜「お待たせー!」 外にはバイクに跨った疾風。 その姿を見ただけで胸がキュンとする。