陽「おーいお前ら!バスケしようぜ!!」 幹部部屋を出て下に降りた私たちは、下っ端君たちの輪に近づいた。 「あ、陽希さんに理央ちゃん、どもっす」 「こんちわーす!」 下っ端君たちとはいろいろ話をしたりしてかなり仲良くなった。 はじめは皆、敬語で私の事を“理央さん”と呼んでいた。 だけど、私はそんな偉いわけでもないし、ましてや守ってもらう立場だから、敬語はなしで“さん”付けもやめてもらった。 最初こそは皆戸惑っていたけど、今ではそれが普通になった。