No.1ガール〜桜の姫〜①



「…ぉ…ろ…理央、起きろ」



理「う〜ん…り、く?あれ?寝ちゃってた?」




陸玖に起こされて目が覚めた。



陸「あぁ、爆睡だったな。そろそろ行くぞ。」



そう言えば陸玖が帰りは送ってくれるんだっけ?




理「ふぁ〜…、分かった。あ、先に翼に電話していい?」



陸「なら俺は下行ってるな。終わったら降りて来いよ。」




理「はーい。」




陸玖が部屋を出て行ったのを確認してから、翼に電話をかけた。





プルルルル プルッ




翼『どうした?』




うわお、出るの早い。




理「もしもし翼?今から帰るね。」


翼『一人か?』


理「ううん、ちゃんと送ってもらうから心配しないで。一旦家に帰ってから倉庫行ってもいい?」


翼『分かった。ならマンションまで迎えに行く。』



理「うん、ありがと。じゃあまた後でね。」





電話を切ったあと、もう一度特攻服に目を向けてから部屋を出た。