電話を切った私ははぁーと溜め息をついた。



……明日が憂鬱だ。



翼「どうした?」



隣に座っていた翼が顔を覗き込んで聞いてきた。



理「…実はさ、明日実家に帰らなくちゃいけないんだよね。だから明日は私学校休むね。」


陽「えー!理央りん明日学校来ねえのかよ!?」



私もできる事なら行きたくないよ。


別に家に帰ること自体は嫌じゃない。



ただ、“あの人”に会うのがねーー……。



こう何て言うか、疲れるのよ…。