少しすると、学園の門が見えてきた。
理「あ、運転手さん!私ここで降ります。」
「え、ここですか?」
私が運転席に身を乗り出して言うと、運転手さんは困ったように言った。
翼「……何故だ。」
あ、翼起きてたんだね。
まだ寝てるのかと思ってたよ。
理「何故って、今この時間帯の正門には女の子たちが皆が来るのを今か今かと待ってるでしょ?そんな所へ私が一緒に降りてってみなよ。…か、考えただけでも恐ろしい。」
あれだね、まさにライオンの群れの中に放り込まれた兎状態だよ。
…食い殺されそう。
思わずブルッと身震いした。

