マンションを出ると、昨日乗ったあの黒い高級車が止まっていた。




…すっごい目立ってるよ。




菜「理央ー!おっはよー!!」




車の窓が開くと菜々夏が顔を出した。



私は車に近づくと、菜々夏に「おはよ。」と返して車に乗り込んだ。




疾「理央ちゃんおはよ。」


優「おはよーさん。」


陽「スーピー…スーピー…」


翼「……はよ。」




車に乗ると、陽希はまだ大口を開けて寝ていた。



翼も挨拶こそはしたけど、すぐに下を向いて目を瞑ってしまった。