「っひゃ……」 腰に手を回され、諒真さんに引き寄せられた。 長いまつげを伏せて寝ている諒真さんにくっつきながら、顔をのぞき込む。 「……諒真さん、起きてるよね?」 「…………」 反応なし。 なら、これでどうだ! と、そっと唇を塞いだ。 ……あたしの、唇で。 これで息苦しくて起きるでしょ。