あいつらの声が頭に響く。 あたしは、知らずのうちに頷いていた。 「よし。……お前、名前は?」 【桜蘭】総長があたしの顎を掴んで引き寄せる。 ・・・・男は、利用するに限るよね? あいつらに復讐するためなら、何だってしてやる。 「九條奈緒です!お願いしますっ!!」 作った笑みで、そいつに笑いかけた。