仮恋人。




「っていうことだから。今日の体育で、あなたよりあたしが上だということを思い知らせてあげる。じゃあ」



言いたいことを言い切ったのか、ドヤ顔をして去っていった葉月音波。


「……なにがいいたかったんだろうね」


まぁ大体わかるけど、一応稀衣に聞いてみた。


「…さあ。運動も勉強も柚よりできれば、理人を自分のものにできると思ったんじゃない?」


あはは、と、笑うことしかできない私たち。