「ツツジちゃんは私の向かいが良いかな~?
で、私の隣がいずみで、ツツジちゃんの隣が藤。
そうすれば少しは安心~」
「ありがとうございます…」
確かにそうすれば男の子の部屋の前を通らなくても階段まで行けるし、部屋から出たら男の子と鉢合わせ!なんてこともない。
考えてくれて嬉しいんだけど、なんだか気を使わせちゃって申し訳ないなぁ…。
「とりあえず荷物置いてきなよ~。
あの喧嘩バカ二人には私が伝えてくるから」
「あっ、はい!」
言葉の途中で香代先輩が階段を降りていっちゃってたもんだから、慌てて言葉を返す。
トントンというリズムの良い階段を降りる音を聞きながら、私は目の前のドアを開けた。



