「とりあえず今日は遠出して疲れてるし~。
適当に部屋決めて休んで、明日から遊ぼっか」
「っ、はい!
おじゃまします!!」
いまだに睨みあっている二人の間からそそくさと逃げ出して、ドアの向こうに駆け込む。
靴を脱ぎながら横目で振り向くと、二人は私がいなくなったことをきっかけにしてまた言い合いを始めたようで、さっきよりも迫力が増していた。
…………何も見なかったことにしよっと。
香代先輩について、入り口のすぐ目の前にある階段を上がる。
「ここが私の部屋~。
んで、こっから向こうまでぜーんぶ空いてるよ~」
「えっ!?」
一番手前のドアが香代先輩の部屋で、それ以外が空いてるとなると…めちゃくちゃたくさん部屋ありますけど!?
軽く五部屋はあるよ!
別荘…これが…!?



