ヒツジ、狼と恋をする。





「……………」



晶に連れてこられた別校舎で、暫く無言の時を過ごす。



私も晶も、ただ座っているだけで何も口にしない。



晶は何を考えているのかわからないけど…。



私は、今になって焦り始めていた。



さっきは何故か感情が押さえられなくて叫んでしまったけど。



……私、すごい嫌なやつじゃない…?



襲われかけていたところを助けてもらったのに。



お礼も言わず、逆に怒ってしまうなんて…!



し、失礼にもほどがあるよ!!



晶もそれについて多少はムカついたに違いない。



せっかく助けてやったのにって、普通に思うはず…!



晶は優しいから、多分怒りはしない。



だからこそ、何を考えているのかと不安になる。



どうしよう…。



……って、まずは謝るしかないよね…。