「どれだけムカついてても…どれだけその人のことが嫌いでも…言っちゃいけないことってあるんだよ?
私だったら…ブスとか、気持ち悪いとか、好きな人に言われたら耐えられないもん…。
この人たちは確かに、私に嫌なことをしたけど、でも、それは晶が好きだから…やり方がいけなかっただけで、好きだったからやったんでしょ?
だったら晶はその気持ちをそんなに酷い言葉で否定しちゃダメだよ…」
「………………」
涙が出た。
最後らへんは、上手く言葉になっていたのかもわからない。
きちんとしゃべったつもりでも、聞き取れなかったかもしれない。
ただ、ありったけの思いを、無我夢中で口にした。
今この場にいる人の表情なんて涙で見えないけど、みんな何も言えないようだった。
「……………。
………悪かったよ。
でも…次またこういうことしたら、マジで許さないから」
私の言葉に何を感じたのか、晶がぼそりと呟くように謝る。
それから、また威圧感のある声で釘を刺すように言い放った。
「…………、はい……ごめん…なさい…」
女の子たちも、少しホッとしたように謝る。
行くぞ、と晶が私に手を差しのべてくれた。
ひたすら謝り続けている彼女たちの横を、晶は私を連れて通り抜けた。



