ヒツジ、狼と恋をする。





えーっと。



授業が終わってすぐのこと。



呼び出されてまだ授業1回分しかたっていないと言うのに、さっきの女の子達がさらに人数を5人に増やしてまた私を呼びつけた。



そして、今に至る。



「ねぇ、警告した直後に二人で廊下を歩くってどんな神経してるわけ?」



初っぱなに聞いたその言葉からするに、さっき、晶が屋上に行くって私に着いてきた時の事を怒っているのだろう。



そんなこと言われても…友達と歩いて何が悪いんだ!!と言いたい。



5人が一向に私を責めるのをやめないせいで口出しできる雰囲気ではないけど。



よくもまあそんなに沢山の悪口が途切れず出てくるなぁと逆に感心し出した頃、私の一番恐れていた事態が起きた。



「ほらぁ、男性恐怖症のふりをしてるんだから、怖がりなよぉ」



うふふ、とまるで何処かの漫画のお嬢様みたいに笑った女の子達の後ろから、二人の男の子が出てきた。



………これ、完全に不良だ。



ニヤニヤと私を見る目は晶とは似ても似つかず、晶みたいに実は優しい…なんてことは100%ないと確信した。