「藤~。
遊びに来たよー…ってなにその顔~?
どうかしたの?」
「あ…モカ」
モカは俺の顔を覗きこみ、首を傾げる。
ちなみにモカと呼んではいるが、本名がモカと言うわけではない。
百瀬 香代(モモセ カヨ)の頭文字を取って、小さな頃にモカと呼び出しただけだ。
「そんな思い詰めた顔しちゃってさ~…。
藤らしくないよねぇ。
今まで一緒にいて、そんな顔見たことないし。
センセーに睨み効かせてる時より怖い顔してるよ」
「………………」
そうだ。
そう言えば地図を探したあの時…モカもいたよな。
モカに聞けば何かわかるか?
何かきっかけが掴めるかもしれないと、唯一俺が相談相手にできる、モカに聞いてみることにした。



