「何になされますか~?」
店員さんに話しかけられた藤崎くんはメニューをチラリと見たけど何にすれば良いのかよくわからなかったらしく、3秒くらい黙った後に私を指差した。
「…………こいつと同じやつ、1つ」
「えっ、暑くないんですか?」
「……なんかお前が食ってると上手そうに見える…」
「なんですかそれー」
そんなやりとりをしている間にもう1つ、ホクホクした肉まんが出てきた。
藤崎くんがそれを受け取って、かぶり付く。
「うわっ、何これ!!
めっちゃうめぇ!!」
「でしょ!?
ここの肉まん本当美味しいんです!」
「これは暑さを我慢してでも食いてー気持ち、わかるわ。
肉まんもう1つくれ」
言いながらバクバクと肉まんを平らげた藤崎くんが、追加で頼む。
なんかすごい気に入ってくれたみたい。
「よっしゃ、次、ジェットコースター行くぞ」
肉まん片手に張り切る藤崎くんがなんだか子供みたいに見える。
「はい!」
段々と楽しくなってきた私たちは、素早い足取りで目的のジェットコースターへ向かった。



