ヒツジ、狼と恋をする。





「あぁ俺、葵って言います。
大学2年生でサークルでバスケやってまーす」



「………興味ねぇ」



「うっわ、冷たいなぁ。
そんなんじゃツツジに嫌われちゃうよ?」



「…ざけんなよてめぇ」



……ヤバイ。



私の頭の上でにらみ合いが起きている。



そんでもって私は状況がわからない!



なんでこんなことになってんの!?



「まぁいいや。
ツツジごめんね、二人で話したいから外してもらっていいかな?」



「う、うん…良いけど…その」



晶をチラリと見ると、目があった。



「……大丈夫だ。すぐ戻ってくる」



晶は少しだけ笑って、私の頭を撫でる。



なにがなんだかよくわからないまま、私は二人を見送った。