ヒツジ、狼と恋をする。





「それ、恋じゃないの?
今、誰かと話してた?」



「こっ、恋!?
晶と話してたけど…でも、恋って!!」



「それじゃあもう間違いないんじゃない?
晶くんかぁ~。どんな人?」



「えっと…あの、あそこにいるこっち見てる人!」



って、こっち見てる!?



なんで!?



「…………あれ。
なんか…イメージと違う。

あの…金髪の人で間違いない?」



「え?う、うん…そうだけど」



微妙な反応に疑問を覚えて葵を見る。



葵は…少し眉間にシワを寄せていた。



「……どうかした、葵?」



「あっ、ううん。なんでもないよ?

そうだ、俺今から自由行動だからさ。
ツツジんとこに混ぜてもらっていい?」



「良いと思うけど…どうして?」



「うーん…ツツジの友達と友達になりたいから?」



「……?わかった、話してみるね…ってちょっと!葵!?」



私が歩き出す間もなく、葵がどんどん歩いていってしまう。



な、なに!?どういうこと!?



なんか葵の様子がおかしかった気がするんだけど…!



私が葵に追い付いたときには、葵はすでに晶の前で立ち止まっていた。