「晶って泳ぐの得意?」
「得意?……いや、得意ではねぇよ。
ふつーに泳げるレベル」
「………ちょっと意外。
水泳の授業とかサボってるイメージだったんだけど」
「おー…間違ってはねぇな。
確かにサボってる。つか出たことねぇ」
「……じゃあなんで泳げるの?」
「なんでって。
言ったろ、モカに連れられてよくここ来てたんだよ」
あぁ、なるほど!
そりゃ泳げるよね。
「ツツジちゃん~早くぅ!!」
もう波が届くほど前にいる香代先輩が手を振りながら大声で私を呼ぶ。
って、早いな!
いつの間にそんなに歩いていってたの!?
「晶、早くいこ!」
「………おう」
駆け出しつつ、上着の前を開ける。
よーし、泳ぐぞ~!!



