「あ、晶!」
「お?
ツツジ、遅かったな」
頂上にたどり着くと、柵に肘をかけて景色を眺めていた晶が迎えてくれる。
葵と別れてから何度ついてきてもらえば良かったと後悔したかわからないが、晶を見てやっと安心できた。
「大丈夫かお前、だいぶ疲れた顔してるぞ」
「あぁうん…すっごい怖かった」
なんて会話をしつつ、手招きをする晶に近付く。
「……ほら、見てみろよ」
「え?………わあぁ!!」
晶が見ている方を向くと、思わず声が出た。
山の上から見た街の景色。
キラキラと光る街灯が夜に映えて、まさに夜景、という他ない。
自然に囲まれて見た街は、すごく綺麗だと思った。
「ツツジちゃーん!藤ー!」
後ろから、香代先輩の声が聞こえる。
どうやら香代先輩も着いたらしい。
その数分後に到着したいずみさんも含め、四人でたっぷりと夜景を堪能した。



