ヒツジ、狼と恋をする。





びくびくとしながら階段を進んで、不安になって振り返る。



だけどもう、香代先輩といずみさんは見えない。



うっ…ほんとに1人だよ…。






ガサガサッッ!!



「っひゃああぁ!?」



び、ビックリした!



動物でもいたのか、すぐ脇の茂みが揺れる。



ガサガサ…!



………ん?



ガサガサッッ!



えっ!?



ま、待って、近付いてきてない!?



何々!?



怖い怖い!!



「だっ、誰ですかっ!?」



声が裏返る。



ガサガサガサガサ…!



返事をしないそれは、躊躇いなく私に近付いてきて。



それから…ガサッ!とひときわ大きな音と共に、大きな影が茂みから出てきた。




「うわっ…!」



「ひゃあ!?」




飛び出てきたそれとぶつかって、押し倒されるような形になる。