君を呼ぶ




「おーい!山本さーーん!」

ビクッと動くからだ。

恐る恐る、上を見上げると、

茶髪の、笑顔が爽やかな、イケメンさんがいた。

誰?と顔をしかめて見上げると、


「え、俺のこと知らない感じ?!一応同じクラスなんだけどなー!俺な!俺!彰人!西崎彰人!」

そう言って自分を指差す、茶髪。

私は、それを無視して、また、机に突っ伏すと、