病院につき、夜間の方に駆け込んで、事情を説明すると、 山本さんを診察室に運んでくれた。 それと同時に、 「西崎くん!」 と大家さんの声がして、 「一華ちゃんは?!」 と、山本さんの、保険証と、俺の財布を渡してきた。 「今、見てもらってます。」 そう言うと、ほっとしながら、 俺の横に座ってきた。