☪︎ ⋆ 。 ˚ ✩ 「芹沢、聞いてるのか?」 先生の声に私はハッとして姿勢を正す。 「今日、放課後残っていけよ。」 そう言った先生にそっとため息をつく。 授業中だって、あの少年のことが頭から離れない。 彼のことは、 今や親友となったリリーちゃんにも なんでも話していたメリにさえも 言うことなんて、できなかった。 なぜ、彼は 『人を、殺した。』 と ただひとこと、私にいったのだろうか? あれからしばらく、 彼はショップに来ていない。