『これの はなことば はね………』 ―あなたの気を引く。 『あなたの きをひく だって。』 ――――― 一瞬、頭の中が真っ白になった。 あぁ。そうだ。 この香りは 金木犀の香りは 大好きなキミの ―ホシの 香りだったね。 金木犀の花が大好きだったキミは、 いつもこの香りを漂わせていたね。 ねぇ、ホシ。 キミは、誰なの………? キミは、どこにいるの………? また、キミに会いたいよ……………。 ◌ ˳ ⚛ ˚ ⌖