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「魔法界のドラゴンは、今世紀では絶滅し………」


相も変わらずついていけない授業にそっとため息をつく。






『優菜さん、昨日みたいにぬけださないでくださいね?』





なぜ知っているのか、会った途端にメリに怒られたこともあり


今日は大人しく授業を受けることになりそうだ。









それにしても…………





私は横目でドラゴンの剥製を見る。




コバルトブルーの肌に

輝かしい鱗。



まるで、宝石みたいだ。





大昔、日本に恐竜やマンモスがいたのと同じように


この世界には大昔、輝かしいドラゴンがいた。



そう考えると、なんだか、不思議な気分だった。