「わぁ………」 水晶玉や 木彫りの杖 紫色の小瓶 校長室といわれて、 整然とした部屋を思い浮かべていた私は 幻想的な雰囲気なその部屋を見て、ただただ驚いた。 「いきなりで悪いんだけど………入学テストを受けてもらってもいいかしら?」 私はそう言って差し出された紙を受け取った。 数学や日本語など、いつも通りの教科名が並んでいる。 私は学校の授業はそこそこできるほうだ。 私は少しほっとしながら渡されたテストを解いた。