「私は………別に………」 「嘘だ。目が泳いでるぞ?」 うっ、厳しい。 「宿題、教えてもらった……よ?」 「それで?」 「いい匂いした…………」 「ヘンタイ。」 ひどくない!?ねえ、ひどくない!? 「『なに、優菜、俺に惚れてんの。』って………」 「もしかして、秋雨くんって脈アリなんじゃ………」 「おーい、莉衣と優菜ちゃん、お参り行くよ?」 私たちはいっちゃん先輩の声でお参りに向かった。