………違う、とは、言わなかった。 黒羽くんが放った言葉はむしろ、 私の問いかけを肯定するものだった。 と、いうことは………… 黒羽くんが、私の会いたかった“ホシ”………。 穏やかな風が吹いて黄金色の星が揺れる。 新しい日々が始まる、そんな予感がした。