水曜日の片想い



磁石がくっつくみたいに、わたしと橘くんの距離が縮まっていく。


「………ひぇっ!」


ゆっくりわたしの頬に橘くんの手が伸びてきた。

初めて見る甘い瞳に、ドクンと反応する心臓。

破裂……しそう……。



この感じーーー。


もしかして、キス!?


なっ、ちょっ、まってよ………!!


声にならない声が喉の奥でつまってる。

頭の中はもうパニック状態で、どうしたらいいのかわからずぎゅっと力強く目を閉じた。


もう、いろいろと爆発しそうっ………!







ーーーーん?



橘くんを待ってしばらく経った気がするけど、特に何も起こらない。


あれ……?