水曜日の片想い



なんて声掛けよう………。


静かだと余計に難しい。


ようやく図書室以外でも声を掛けれるようになったのに、まだ慣れてないのかな。


華純とか友達なら何も考えずに気軽に話せる。

大好きな橘くんだと妙に緊張してしまう。


こんなことで貴重な休み時間を無駄にしたくないし、頑張れわたし。


早く側に行きたいよ。


ぐっと息を飲み込んで、覚悟を決めた。



「たちばな……くん………!」



1歩、1歩、橘くんに近づきながら今出せる精一杯の声で叫んだ。


反応はない。


気づいてないのかな。