なんて声掛けよう………。 静かだと余計に難しい。 ようやく図書室以外でも声を掛けれるようになったのに、まだ慣れてないのかな。 華純とか友達なら何も考えずに気軽に話せる。 大好きな橘くんだと妙に緊張してしまう。 こんなことで貴重な休み時間を無駄にしたくないし、頑張れわたし。 早く側に行きたいよ。 ぐっと息を飲み込んで、覚悟を決めた。 「たちばな……くん………!」 1歩、1歩、橘くんに近づきながら今出せる精一杯の声で叫んだ。 反応はない。 気づいてないのかな。