水曜日の片想い



こんなに眩しいと、思わず口が滑って言いそうになる。



「橘くんが好きです」って、伝えたくなるよ。


でも……………。



「だってわたし……橘くんと話すの、好きだから」



本当に伝えたかった「好き」はやっぱり言えなかったけど、これだけでも十分だ。



「そうか」


繋がれた手から伝わるドキドキはわたしのものなのか、それとも橘くんのものなのか、

よくわからない。


わたしがいつも橘くんのちょっとした一言でドキドキするように、橘くんもわたしの言葉でドキッとしてくれる日がきたらいいな、なんて。


そんな日が来たら………今度こそ自分に正直になれる気がする。