こんなに眩しいと、思わず口が滑って言いそうになる。
「橘くんが好きです」って、伝えたくなるよ。
でも……………。
「だってわたし……橘くんと話すの、好きだから」
本当に伝えたかった「好き」はやっぱり言えなかったけど、これだけでも十分だ。
「そうか」
繋がれた手から伝わるドキドキはわたしのものなのか、それとも橘くんのものなのか、
よくわからない。
わたしがいつも橘くんのちょっとした一言でドキドキするように、橘くんもわたしの言葉でドキッとしてくれる日がきたらいいな、なんて。
そんな日が来たら………今度こそ自分に正直になれる気がする。



