「……………っはぁ……」
初めてしたキスは呼吸の仕方がよくわからなかった。
息を止めていたせいで胸が苦しい。
「そんな可愛い顔されたらキスしたくなるから」
「ひぇっ……!」
た、橘くんとキス………。
夢にまでみたファーストキスをついに橘くんとしちゃったんだ。
そっと唇をなぞると、まだ少し感触が残っている。
キスって、こんな感じなんだ………。
別に味がするわけでもないのになんだか甘くてとろけそうなほど気持ちよくて、
橘くんの全部が体に流れ込んできたような気がした。
「橘くんとのキスなら何回だっていいよ!むしろ嬉しい!!」
好きな人とキスをして嫌な気持ちになる人なんていないだろう。
わたしなんてまだまだ足りないくらい。



