水曜日の片想い



まさに今、幸せの絶頂期。


橘くんがわたしこと好きって思ってくれてて安心した。

安心して、笑顔というよりにやけ顔になってくる。

だって橘くんに好きって言われちゃったんだよ?


これがにやけずにいられるか!って感じ。


カウンターが無ければ今すぐ抱きつく勢いなのに少し残念。


わたしたちにはまだこれくらいの距離があるのかな、なんて。



「ーーーあんまり俺の前で笑わない方がいいかもな」



「え?」


そう呟くように言った瞬間、また橘くんの顔が近づいた。


わっ……近いっ………。


驚いて身動きが取れなくなっている間に、少しずつ迫る橘くんの綺麗なキャラメル色の瞳。

橘くんの瞳はいつ見ても吸い込まれそうなほど綺麗だ。



「橘く………」



最後まで言い終わる前に、強引に唇を塞がれた。


「んんっ……」



唇から伝わる橘くんの熱、感触、鼓動。


わたしの、ファーストキス。