「興味なかったはずなのに、いつからだろうな………」
橘くんの落ち着いた声が、なんだかとても心地良い。
これ………わたしがさっき聞いた質問の答えだ。
わたしが夢なんじゃないかと不安になっていたのを察してくれたんだと思う。
橘くんは相変わらず人の寂しさを察するのが相変わらず上手いらしい。
「こんな俺にも瀬戸は笑いかけてくれるから、気付いたら好きになってたんだ」
あの橘くんが。
出会った頃は無口で、毒舌で、無愛想だったのに、
ちゃんとわたしを好きって……………。
「わたしも橘くんが大好き!」
わたしの笑顔が好きだと言ってくれるなら、いつも笑顔でいようと思う。
橘くんにはもっと、もっと、わたしのこと好きになってほしいから。
「こんな理由で納得するの?」
「好きって想ってくれてるならもう十分だよ〜」



