幸せ………?
あの頃、橘くんに恋していた日々はわたしにとって………。
「思うんだけどさぁ。橘旭陽と柊百合って本当に付き合ってるの?」
「つ、付き合ってるよ!ずっと守るって約束してたの聞いたんだもん」
どれほど聞き間違いじゃないのかと願ったのかわからないくらい。
この目ではっきりと見たもの。
百合ちゃんを抱きしめて、キスをして。
これで付き合ってないと言えるの………?
「日菜子、それってさーーーー」
「ひーなこちゃんっ!!!」
「ひゃあっ!?」
突然背中に何かに抱きつかれたような衝撃が走った。
強引に首を動かして確認してみれば、
「百合ちゃん!?」
「えへへ、来ちゃった」と軽やかな笑みを浮かべた百合ちゃんがそこに居た。
なっ、なんで百合ちゃんがここに!?
持っていた箸がついに机の上に落下した。



