最近の水曜日の放課後は、中庭で過ごすことが日課になっていた。
何かをする訳でもなく、ただぼーっと時間を潰すだけ。
家に帰りたくない訳ではない。
むしろ水曜日以外はすぐに帰宅している。
ただ、水曜日は未だに特別な日だったから。
今日もこうして中庭で時間を潰しているところ。
他の生徒は部活か家に帰るかで、この辺りに人は居ない。
人の視線も気にならずに好きなことができる。
「………」
こんところで時間を持て余すくらいなら図書室に行けばいいのに。
頭ではそう思っていても、足は図書室に向かおうとはしてくれない。
それに中庭からは図書室も見える。
ここにいる本当の理由はたぶんそれだ。



