水曜日の片想い



「はぁ………」


今日はせっかくの水曜日。

夏休みが過ぎ、何度も水曜日を迎えたけどわたしは立ち止まったまま。


橘くんから答えを聞くまで諦めないつもりだったのに。

そのつもりでずっと恋をしていたのに結局はこれだ。



図書室の扉を開けようと何度も挑戦したが、最後の一歩が踏み出せなくて夏休み以降ずっと訪れていない。


廊下で橘くんを見つけたときにも、見つからないように過ごす日々。

避けているのはきっと気づかれていると思う。


水曜日の放課後にも、毎日のお昼にも、帰宅時間にも、わたしは1度だって橘くんに会っていないから。



失恋した後ってどうすればいいんだろうね。


失恋したからって橘くんを好きな気持ちが消えるわけでもない。


ただふらふらとゴールの見えない道に彷徨うだけ。


こんな曖昧な日々に意味なんてあるのだろうか。