水曜日の片想い



告白だけじゃなくて、わたしもキスくらいしちゃえばよかったかな。


最後なら…….思い出として橘くんの唇を奪ってもよかったかもしれない。


あわよくば唇からわたしの想いが橘くんに伝わっていたら、なんて。



そんな無理矢理なことをしたところでなんの意味もないだろう。


百合ちゃんとキスをした後でも、キスをする前でも………。

きっと橘くんは百合ちゃんとのキスしか思い出してくれないんだろうな。


わたしがキスなんかしたら殴られるかもしれないね。


橘くんの性格を考えればそんなことはしないとは思うけど、やってみなきゃわからないか。


結局わたしには勇気がなかっただけだけれど。